te'co

名前の由来はテクノロジー＆エコロジー
te'co（テッコ）

住まいの環境を自然素材と空間発想に断熱材の持ち合わせたテクノロジーと、さらに快適な空間にするためのに正圧換気システムのテクノロジーをより合わせ、限りなくエネルギーを利用しないエコロジーな住まいです。

te'co(テッコ) 設計背景

気持ち良い空間は費用をかければ出来るわけでは無く、素材・間取・メンテナンス・耐久性にかつ敷地が有効的に利用できることが大切。
また一般の敷地に佇む場所なので、町並みに馴染み、それが心地よい見え方を演出しています。

外観のイメージ

道路のラインに沿わせた長方形の形にし、出っ張り引っ込みが極力少ない形としました。

その形で2階建てにすると、道路から見たときに圧迫感が大きく出てしまうので平屋で考えましたが、土地の大きさがそれほど大きくないので、2階を30cmだけ上げて、屋根の形で勾配天井にすることで2階の空間を入れることとしました。

太陽光を入れ、ゼロエネルギー化を行うため屋根の形状は切妻にし、多くのパネルが設置できるようにしました。

外部の壁を一部凹ますことで、窓上の庇代わりにしています。

空間へのこだわり

住まいは長年住む場所なので、年齢を重ねるごとに家族のスタイルに柔軟に対応する必要があります。

リビングルーム

お子様のいる方は、ほとんどがLDKで勉強をし多くの時間を過ごします。
子供部屋は中学2年から入るようになり、早い方は大学生で巣立ちます。
できる限り家族がリビングで過ごせる収納や一体で使用できる部屋をリビングの隣におくことにより、まんべんなく部屋を使えるようにしています。

キッチンスペース

駐車場から荷物をもって家に入った時に、すぐに荷物が収納できるようにしています。
玄関横の廊下もリビングと一体化することで、家のどこにいても自分の目的の場所にいける回遊方式にしています。
キッチン本体の裏側には扉で隠せるカップボードを配置し大きな収納力と、ものが殺伐としていてもその扉を閉めることによって、瞬間で隠せるようになっています。

1階の寝室

年齢を重ねると、寝室が2階にあるのは少々億劫になってきます。
1階に設けることによって、体に負荷のかからない動線にしています。
※現在は、事務所として使用しています。

リビングの前の土間とその先にある庭

リビングには玄関から伸びる土間を一体化しリビングからすぐに庭に出れるようにしています。
部屋だけが家でなく、そこから先の庭もリビングの一部として配慮しています。

目線と温度のコントロール

▼ 目線

随所に格子を設けています。
格子は角度によって先がみえますが遮蔽もできる優れものです。

その効果を利用することで極力扉をなくし、部屋を一体化することで室内の温度差をなくす工夫をしています。

▼ 吹抜けという大きな空間

吹き抜けは、開放感や明るさ、採光や通風を向上させ、家族のコミュニケーションを活性化させる効果があります。また、エネルギー効率の向上にもつながります。

素材へのこだわり

無垢の床と造作材

te'coは素材のテクノロジーを理解し使用をすることで、最適な温度を保つように計画をし、使いやすさなども追求をしています。

木には多くの種類がありまた硬さもあります。

また蓄熱と調湿効果もあり四季折々の心地よさを表現します。とくに冬場などの蓄熱作用は昼間の暖かさを吸収すると、夜にはその熱がほんのり残っています。これはエネルギーの消費を大きく削減できる効果もあり、スマートハウスの大切な部分と考えたからです。

また木は長年愛用できる飽きの来ないデザインを創り上げることができる最高の素材と考えたからです。

設備へのこだわり

既製品の良さ

造作は水回りなどに使用すると、劣化が激しいのも特徴です。

te'coは水回りなどは既製品を使用し、メンテナンスを極力抑え、また最先端の有効な機能を安価に取り入れ、自然素材と馴染むようにデザインをしています。

【対象】洗面化粧台・キッチン・室内ドア・シューズクロークなど。

▼ 自然素材+ステンレスキッチン

自然素材の中に機械的なステンレスキッチンを入れています。

強いカラーとは違った主張が見えます。

水栓はクロームメッキの自動水栓を使用し、更に色の奥深さを演出しました。

▼ 洗面化粧台

自動水栓の使い勝手とメンテナンスの良い使い勝手。

それに水栓まわりに水がたまらず汚れない良さを取り入れています。

光へのこだわり

極力ダウンライトを使用しない、壁面にそった光を全体に行き渡らせることで室内を明るくします。

間接光の柔らかい光でリラックスできる空間にしています。

省エネへの取り組み

自然の力も昼夜の変化で快適空間を一定にできない場合があります。
そこには冷房や暖房などの設備が必要です。

それらを極力消費電力負荷を軽減することによって省エネにつなげています。
性能の良い断熱材を使用し外部からの温度変化を極力影響を受けない形にしています。
高断熱サッシを使い外部の温度差を縮めるとともに、庇などで春夏秋冬日の入をコントロールしています。
熱交換器にて室内でためた温度を換気をしながら外に逃さず家の中で使用できるようにしています。
自動車の蓄電池を利用することで電気をためたり、また発電をして家で使用することで「電気を買わない家」災害時の回復力「レジリエンス性能」を持たせています。
耐震等級3を確保し、震度7強の地震でも崩壊しない性能をもたせ、災害時でもシェルターとしての機能を持たせています。