この写真、ニャンコの先に見えるものは、崩壊した家屋です。
これは1月1日に発生した能登半島地震。輪島中心街の写真です。
最近ではテレビでも情報が少ない状況ですが、実際には現地はどうだろう?と思い向かいました。
実際には崩壊した家もそのままで、解体を待つような状況にあります。
地元の方々も片付けをしている状況にあります。
今回は地震はどのように建物を崩壊をさせるのか?そのメカニズムを知るために訪問しています。
瓦の多い街なので、古い耐震基準にて施工されている家は、瓦の重さで破壊されています。
重いおもりを乗せて建物を左右にふるようなイメージです。最初は一体で揺れますが、その速度は上と下で変化していきます。その時に柱に負担がかかり、挙句には破断をおこしクラッシュします。
これはエコキュートが倒れています。
地震時には水が満載で、地震が来たのでしょう!
足はぐにゃっと曲がり崩壊したのが見えます。
じつは、エコキュートは空の状況だと結構軽いのですが満水になると、相当な重量となります。本体も細いのでアスペクト比は良くなく、大地震では崩壊しやすです。
これから都心でも直下型地震が20年以内に発生する恐れがあると言われていますが、どのような対策をすれば?だと思います。
正直、瓦はすぐにでもやめた方が良いと思います。都内は新耐震基準に準じない建物が沢山あり、その上に建築されているのは軟弱地盤です。これは木造に限った話ですが、屋根を軽いものにして壁補強をすることでまだ間に合います。ビルなどは解析が必要と思われますが、やはり壁補強することが必要です。
実際に能登の地震を東京で受けたら、能登地震より酷い状況になります。(可能性論ではなく絶対です。)
日頃の生活の中で、地震のことを考えてみてはどうでしょうか?