「先進的窓リノベ2025事業」の補助金を徹底解説|窓断熱リフォームで最大200万円

先進的窓リノベ2025事業

本年も「先進的窓リノベ2025事業」の実施が決定しました。

補助金制度を上手に活用してお得に窓断熱リフォームをすれば、今のお住まいの快適性や省エネ性を高めることが可能です。

 

そこで今回は、先進的窓リノベ2025事業の内容や対象工事、補助金額などを分かりやすく解説します。

補助金の対象工事である内窓や外窓交換などのメリット・デメリットもご紹介しますので、リフォーム内容に迷われている方もぜひ参考にしてみてくださいね。

 

<コラムのポイント>

  • 「先進的窓リノベ2025事業」は高性能な窓や玄関ドアリフォームが対象の補助金事業です。
  • 窓の大きさ・グレードによって補助金額が設定されており、一戸当たり最大200万円の補助金を受け取れる可能性があります。
  • 申請金額次第では年の途中で受付終了する可能性があるため、早めに検討して信頼できるリフォーム事業者にお任せしましょう。

 

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先進的窓リノベ2025事業とは

先進的窓リノベ2025事業の内容

先進的窓リノベ2025事業とは、高性能な窓や玄関ドアの断熱リフォーム費用の一部を国が補助してくれる制度です。

「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業 」と記載されている資料などもありますが、先進的窓リノベ2025事業と変わりありません。

2024年も同様の補助金制度があり、2025年も継続して実施されることが決まりました。

 

今回ご紹介する内容は、環境省が公表している2024年12月26日時点の最新情報です。

今後、詳細な内容に変更等が生じる可能性がある点をご承知おきください。

参考;断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2025事業)について | 環境省

 

申請条件

先進的窓リノベ2025事業の申請条件を確認しましょう。

 

  • 住宅所有者がリフォーム事業者と請負工事契約を結んでいること
  • 建築から1年が経過している、または過去に人が居住した住宅(居住中も含む)であること
  • 事業者登録している会社が申請すること
  • 事務局に対象製品として登録された窓・ドアを採用すること
  • 2025年12月31日までに工事が完了すること

 

申請条件に関しては、厳しい内容ではないため、高性能な窓リフォームを行う場合は該当になる可能性が高いです。

 

開始時期

先進的窓リノベ2025事業はいつから始まるのか気になる方も多いですよね。

実はもうすでに開始しており、2024年11月22日以降に着手した断熱窓リフォームが対象です。

申請はまだ受付前ですが、補助金対象の工事なら着工は今すぐしても問題ありません。

すでに工事が完了している場合でも、先進的窓リノベ2025事業が提示する条件に合う窓断熱リフォームなら、補助金を受け取れる可能性があります。

 

対象となるリフォーム工事

先進的窓リノベ2025事業の対象工事

対象となるリフォーム工事の内容をご紹介します。

窓断熱リフォームに関する以下の4つの工事が補助金の対象です。

工事名 内容
ガラス交換 窓ガラスだけを取り外し、既存窓の枠をそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事。
内窓設置 既存窓の内側に新たに窓を新設する工事。既存の内窓を取り除き、新たな内窓に交換する場合も対象。
外窓交換
(カバー工法)
窓ガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を施工し、複層ガラス等に交換する工事。
外窓交換
(はつり工法)
既存の窓全体を取り外し、新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事。

 

ガラスのみの交換や内窓の設置、窓自体の交換など様々な方法があります。

工事費用や期間がそれぞれ異なるため、ご自宅に合わせたリフォーム方法を選びましょう。

それぞれのリフォーム内容のメリット・デメリットは後ほどご紹介します。

 

玄関ドアに関しては、下記条件を満たす場合のみ補助対象です。

  • 窓リフォームと同一の契約であると
  • 事務局が対象製品に指定した断熱性能の高いドアに改修すること

 

窓と玄関ドアを一緒に断熱リフォームすることで、受け取れる補助金が増える可能性があります。

同時にリフォームした方が工事費を抑えられるケースも多いため、玄関ドアの交換も併せて検討してみてくださいね。

 

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先進的窓リノベ2025事業の補助金額は「最大200万円」

先進的窓リノベ2025事業の補助金額

先進的窓リノベ2025事業の補助金額を確認しましょう。

 

  • 補助金額は最大200万円/戸
  • 合計補助額が5万円未満の場合は申請できない

 

具体的な補助額は、窓の「グレード」と「大きさ」の2つの項目によって異なります。

工事名 補助金額
ガラス交換 0.5万円~5.5万円
内窓設置 1.2万円~10.6万円
外窓交換
(カバー工法)
5.8万円~22.0万円
外窓交換
(はつり工法)
4.6万円~18.3万円

 

窓のグレードは「SS」・「S」・「A」、大きさは「大」・「中」・「小」とそれぞれ3段階に分かれています。

窓1つに対して補助額が割り当てられるため、複数の窓をリフォームする場合は、全ての金額を合計して補助額を算出しましょう。

 

先進的窓リノベ2025事業の申請について

先進的窓リノベ2025事業の申請

先進的窓リノベ2025事業の申請の期間や内容についてご紹介します。

 

申請期間

あくまで予定ではありますが、申請期間は下記のスケジュールです。

 

  • 2025年3月下旬~遅くとも2025年12月31日

 

原則として工事完了後に申請を行います。

予算の状況に応じて、早めに申請期間が終了する可能性もありますので注意しましょう。

 

申請者・申請方法

申請者はリフォームするお客様ではなく、先進的窓リノベ2025事業に登録しているリフォーム事業者です。

そのため、お客様は第三者機関と直接やり取りする必要がありません。

一度お客様は工事代金を全額支払い、工事完了後に申請して、補助金交付後にリフォーム事業者から相当額を受け取るという流れです。

 

申請の予約について

工事完了後に申請することが原則ですが、予算を確保するために「申請の予約」が認められています。

以下の期間であれば、工事着手後に交付申請の予約が可能になり、補助金予算を一定期間確保することが可能です。

 

  • 2025年3月下旬~遅くとも2025年11月30日

 

2025年後半の着工や工事期間が長期化する場合、予約した方が補助金を受け取れる可能性が高まります。

補助金を確実に受け取るために、リフォーム事業者に申請のタイミングを事前に確認しておくと安心です。

 

他の補助金との併用について

原則として、先進的窓リノベ2025事業と対象が重なる国の補助金制度は併用できないと定められています。

一方で、窓リフォームが対象でない「給湯省エネ2025事業」などは、併用することが可能です。

▷関連コラム:【給湯省エネ2025事業】補助金額や対象商品、申請方法などを分かりやすく解説

窓リフォームであっても、国費が使われていない地方自治体の事業なら併用可能ですので、お住まいの地域の補助金制度をチェックしてみましょう。

 

先進的窓リノベ2024事業との違い

先進的窓リノベ2025事業と2024事業

先進的窓リノベ2024事業と、本年の事業の違いを確認しましょう。

大きな変更点は、内窓設置に対する補助額の減少です。

 

  • SSグレード:2,000~6,000円の減額
  • Sグレード:1,000~3,000円の減額
  • Aグレード:11,000~26,000円の減額

 

Aグレードは、約50%大幅な減額となりました。

より高性能なSS・Sグレードは3~5%の減額で、昨年と変わらず高い補助額を維持しており、Aグレードと比べてお得感があります。

 

ちなみに事業の概要などは大きな変更はありませんでした。

昨年の申請実績が多い住宅会社・リフォーム会社なら、スムーズにお客様への提案や手続きが進められるはずです。

リフォームの依頼先を決める際の参考にしてみてくださいね。

 

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ガラス交換・内窓・外窓交換のメリット・デメリット

窓リフォームのメリット・デメリット

先進的窓リノベ補助金では、次の4つの窓リフォームが対象とお伝えしました。

 

  • ガラス交換
  • 内窓設置
  • 外窓交換(カバー工法)
  • 外窓交換(はつり工法)

 

ご自宅にはどのリフォームを選ぶべきか迷われる方もいますよね。

それぞれのメリット・デメリットをご紹介しますので、住まいに合ったリフォームを考えてみましょう。

 

工事名 メリット デメリット
ガラス交換
  • ガラスの性能向上により、断熱性・防音性・防犯性などを高められる。
  • 既存サッシの性能によっては効果を感じにくい。
内窓設置
  • サッシとガラスが二重になって、高い断熱性・防音性が期待できる。
  • 外窓交換と比べて安価で短工期。
  • 窓の開閉や掃除の手間が二倍になる。

 

外窓交換
(カバー工法)
  • 既存の窓枠を活かせるため、はつり工法に比べて安価で短工期。
  • 最新の高性能窓や異なる開け方の窓に交換できる。
  • 今までよりもガラスサイズが小さくなる。
外窓交換
(はつり工法)
  • 窓枠の傷みや劣化などを直せる。
  • 最新の高性能窓や異なる開け方の窓に交換できる。
  • 窓枠の解体・周囲の壁の復元が必要なため、費用と工期がかかる。

 

基本的には、既存の窓の内側に新たな窓をつける「内窓設置」が、コストパフォーマンスが高い窓断熱リフォームと言われています。

ただし、頻繁に開け閉めする窓の場合は不便に感じやすいため、カバー工法の外窓交換を検討しても良いでしょう。

窓枠自体の劣化や腐食が進んでいる場合は、建物の耐久性を考慮して、窓枠も解体するはつり工法の外窓交換がおすすめです。

 

「ハグデザイン」は新築・リフォームどちらも対応可能な住宅会社です。

一級建築士がお住まいやご家族のライフスタイルに合ったリフォーム方法をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

先進的窓リノベ2025事業の補助金制度を活用すれば、お得に窓断熱リフォームすることが可能です。

窓の性能が高まることで、冷暖房効率が良くなり快適な暮らしが送れますし、光熱費の削減にもつながります。

お住まいに合った窓リフォームの方法を選び、実績豊富な住宅会社やリフォーム事業者に工事を依頼してくださいね。

 

ハグデザインは、一級建築士によるお住まいになる方の暮らしを考えた提案をしております。

新築・リフォームどちらも対応可能ですので、窓リフォームの内容に迷われている方もお気軽にご相談くださいね。

▷ハグデザインの想い

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