かっこいい愛車に似合うモダンなガレージハウスは人気のあるデザインです。
しかし、どのようなデザインの外観・内装にすればおしゃれになるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、デザイン性にこだわったモダンなガレージハウスの実例をご紹介します。
モダンテイストのガレージハウスをおしゃれにするコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<コラムのポイント>
- かっこいいモダンのガレージハウスは、人気の高いデザインテイストです。
- おしゃれなモダンテイストのガレージハウス実例を紹介しますので、デザインのこだわりをチェックしましょう。
- 住宅のデザイン設計を得意とし、ガレージハウスの施工実績が豊富な住宅会社に相談することをおすすめします。
モダンテイストのガレージハウスの実例
箱を組み合わせたような直線的なデザインが美しい、モダンなガレージハウスの外観です。
ガレージ内に3台、さらに建物横のカーポートに2台の愛車を駐車できます。
黒いシャッターのデザイン性を強調させるため、ガレージ周りだけ白のタイル外壁を施工しました。
ガレージの内装も、奥側の壁をネイビーにして、ボディカラーとのコントラストを楽しめるようにしています。
床にはイタリア産の「リビエラタイル」を施工し、モダンテイストに高級感をプラスした雰囲気に仕上げました。
白とネイビーの壁でモダンな空間をつくり、天井の木目でナチュラルさをプラスしています。
居室空間はベースカラーをグレーに、メインカラーにホワイトを選び、スタイリッシュモダンなデザインに。
所々に木を取り入れ、柔らかさや温かみをプラスしたこだわりの空間です。
リビングの壁に施工された箱型の飾り棚は、愛猫のキャットウォークとしても大活躍しています。
キッチンから見たダイニングとビルトインガレージです。
ダイニングには開閉できないFIX窓を採用しています。
FIX窓は開閉できる窓と比べてサッシの枠が薄く、取手やレールもないためモダンテイストと相性が良く、愛車を眺めるのに最適な窓です。
夜間はビルトインガレージが美しくライトアップされます。
ガレージ入口にある軒天にダウンライトを施工し、シャッターを閉めてもガレージのデザイン性が際立つようなライティングにこだわりました。
車の横にある四角いニッチの中にも小型のダウンライトを埋め込んでいるため、壁からの光が幻想的な空間をつくり出し、昼とは異なる雰囲気を楽しむことができます。
いつどこから見ても、愛車が美しく映えるように外観・内装にこだわったモダンテイストのガレージハウスです。
【外観】デザイン性が高いモダンなガレージハウスを建てるコツ
モダンなガレージハウスの外観のデザイン性を高めるコツをご紹介します。
①ガレージの存在感を際立たせる間取りや配色
せっかくガレージハウスを建てるなら、ガレージの存在感を際立たせるような間取りや配色を取り入れた外観にしましょう。
次のような間取りや配色の工夫を取り入れることをおすすめします。
- 建物の一番手前にビルトインガレージを配置する
- 2台以上のガレージをつくるときは並列駐車にする
- ガレージ部だけ外壁を張り分ける
- シャッターと外壁の色に変化をつける
手前側にガレージがあった方が遠近法で存在感が高まります。
並列駐車のビルトインガレージは空間の横幅が広がるため、建物を正面から見たときにガレージが大きく見えます。
ただし、敷地面積との兼ね合いもあるため、空間に合わせてプランニングしましょう。
ガレージだけ色を変えたり、シャッターと外壁で色の違いをつけたりすることで、自然と注目しやすくなる効果も。
間取りや配色にこだわって、ガレージの魅力を存分に発揮したモダンテイストの外観に仕上げましょう。
②直線的でスタイリッシュなデザイン
モダンテイストの外観をおしゃれにしたいなら、直線的でスタイリッシュなデザインがおすすめです。
具体的には、次のようなアイデアがあります。
- 箱を積み重ねたような建物形状
- 勾配が緩いシンプルな片流れ屋根
- タイルやガルバリウム鋼板などの外壁材
- 縦長・細長のシャープな窓
外観全体のバランスを考えながら、採用する外装材を選んでみてくださいね。
木目をアクセントに取り入たナチュラルモダン・和モダンも人気なテイストです。
③シャッターのデザイン性にこだわる
シャッターのデザイン性にこだわることで、ガレージハウスの外観がよりおしゃれになります。
モダンテイストの外観は、シルバーやブラックなどのかっこいい色味のシャッターとの相性が良いです。
ナチュラルモダンにしたいなら、木製シャッターをアクセントに取り入れるとおしゃれにまとまります。
ガレージ用のシャッターには様々な素材や色味がありますので、外壁色とのバランスを考えながら選んでみてくださいね。
シャッターの素材については、こちらのコラムでも解説していますのでぜひご覧ください。
▷関連コラム:ビルトインガレージのシャッターは必要か|固定資産税への影響や後付けについても解説
④ガレージ周りに照明をつける
ガレージハウスの夜間の魅せ方にこだわりたいなら、屋外にも照明を採用することをおすすめします。
建物や敷地の形状に合わせて、次のような方法でガレージを照らしましょう。
- 周辺の外壁にスポットライトをつける
- ガレージ前の軒天にダウンライトを埋め込む
- 地面にスポットライトを施工して下から照らす
ガレージをライトアップすることでモダンテイストの魅力が引き立ち、防犯対策にもつながりますのでぜひ取り入れてみてくださいね。
⑤外構までトータルコーディネートする
デザイン性の高いガレージハウスにしたいなら、外構までモダンテイストでトータルコーディネートすることがポイントです。
例えば、ガレージ前の空間をコンクリート敷きにしたり、シャッターとポストやフェンスの色を合わせたりと、様々な方法があります。
外構にもモダンテイストなアイテムを取り入れて、建物との統一感を持たせたデザインを意識してみてくださいね。
【内装】モダンでおしゃれなビルトインガレージをつくるコツ
モダンなビルトインガレージの内装をつくるコツをご紹介します。
①愛車のボディカラーを意識して空間づくりをする
愛車が美しく見えるように、ボディカラーを意識した空間づくりをすることがポイントです。
ボディカラーと同色の壁や天井を採用してしまうと、内装材と同化してしまって車が見栄えしない可能性もあります。
愛車とのコントラストを楽しむことができ、なおかつ相性の良い内装材の色を選びましょう。
車の買い替えを考慮してどのような色にも合う、白・黒・グレーなどのモノトーンカラーや石目・木目の柄がおすすめです。
②高級感のある床材を取り入れる
ビルトインガレージは室内と異なる床材を取り入れられる空間のため、こだわりを持って選びましょう。
一般的なコンクリート敷きの床でもモダンな雰囲気はつくり出せますが、高級感のあるタイル敷きもおすすめです。
ちなみに、タイルは車のタイヤが傷みにくいメリットもあります。
また、光沢感のある床がお好みなら、ドクターフロア仕上げを検討してもいいでしょう。
照明を反射して、ショールームのようなかっこいいモダンテイストのガレージ空間をつくり出すことができます。
お好みのデザインの床材を選び、愛車が美しく見えるような内装に仕上げてくださいね。
③車が映えるようなライティング計画
ビルトインガレージは、外観と同様にライティングにこだわることがおすすめです。
モダンテイストの内装はベースがシンプルなので、ライトアップする効果が大きく、より魅力的な空間に仕上がります。
スポットライトや集光タイプのダウンライトで照らせば、愛車の美しいボディがさらに魅力的に見えるでしょう。
ただし、ガレージ内でメンテナンスをする場合は、車体の横や足元などの明るさを確保する必要もあります。
ガレージの使い方や魅せ方を考えながら、必要な照明をバランスよく配置してくださいね。
④インテリアや工具をおしゃれに飾る
ガレージは車を安全に保管する空間ですが、他にも様々な使い方ができることも魅力の1つです。
飾り棚をつくってインテリアや工具をおしゃれに飾れば、ビルトインガレージがお気に入りのディスプレイスペースに。
こちらの事例のように、棚をライトアップすればさらにデザイン性が高まります。
他にも、ガレージ内に趣味スペースをつくるなど、空間を自由にカスタマイズしてみてくださいね。
⑤リビングなどからの見え方を意識する
ビルトインガレージは居室部分と隣接している点が、一般的なガレージとの大きな違いです。
そのメリットを活かして、リビングなどの空間から愛車が見えるような間取りを取り入れましょう。
LDKや寝室などのくつろぎたい空間とガレージを隣接させて大きな窓を付けることで、愛車をゆったりと眺めることができます。
また、ガレージとつながる空間もモダンテイストな内装で統一させることで、住まい全体のデザイン性が高まります。
ソファに座りながら、ベッドに寝ころびながらなど、具体的な生活イメージを膨らませて空間の配置や窓の位置を検討してみてくださいね。
まとめ
モダンなガレージハウスは、間取りや素材・色選びなど様々なポイントにこだわることが大切です。
また、外構や居室空間まで含めてトータルコーディネートすることで、よりデザイン性が高まります。
デザイン力や設計力のある、ビルトインガレージの施工実績が豊富な住宅会社に相談して、おしゃれでモダンなガレージを建てましょう。
ハグデザインはビルトインガレージの施工実績が多数あり、一級建築士によるお客様の暮らしを考えた空間提案をしております。
デザイン性にこだわったガレージハウスも得意としておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。