資源エネルギー庁からこのような文章が3月31日に出ています。
2020年までにハウスメーカ等が施工する建物がZEH基準に達成することを目標としている中で2019年の時点でメーカーといわれる会社が47.9パーセントで一般工務店が8.6パーセントになり、総合で20.6パーセントの達成率と 何とも言えない数字が発表になりました。メーカーといわれる会社がそもそも、その対応力で問題ではないのかな?と思う反面、工務店の8.6パーセントという数字も驚きです。
まあ、エネルギー庁の広報活動も原因としてあると思いますが、認識のズレは相当だと思います。
2030年には新築する住宅 すべてをZEH基準に到達させると言っていますが、これでは本当に難しいですよね。
あと10年後の話とは言え 現在工務店で新築をされている方々はZEH基準に満たない家づくりをされていることを考えると、設計者としてすごく胸が痛みます。10年なんて本当に直ぐですよ!これは私なりの解釈にもなりますが、やはり今家づくりをされるのであれば、基準を満たす家づくりをされた方が良いと思います。
体感できるの?何が違うの?高くなるでしょ?
と良く聞かれますが、十分体感できますし、毎日を過ごしている中で常に付きまとうラニングコストは安くなります。ただ、建物も正直高くなりますが、10年後の建物の資産価値はかなりの差が出てきます。
10年って短いですよ…何気に。
普通であれば資産価値の下がる家づくりなどしたくないですよね?
さて工務店が対応に遅れてしまっている理由もあります。
それは
小さい会社で理解できるほどZEHの内容は簡単ではない!また設計事務所でも理解している会社が少ない!
それにつきると思います。
私自身も、ZEH基準を理解するのに非常に大変でした。
新しい新法がでると、いままではこの材料を使うと対応できます!というものばかりでしたが、ZEHに限っては評価機関の申請に設計者の設計力それに現場が理解していないといけなと言う大変難しいものです。
そのため、以前は2020年をめどに、すべての家づくりをZEH対応と国は行ってきましたが間に合わず2030年へと伸びた背景があります。
私たちのsHeartはそれをすべてクリアすべく開発された設計発想になります。
2030年を迎えたときに安心して住め資産価値のある低価格の住まいづくりを目指して。
ちなみにですが、ZEH基準をクリアしていても第三者機関に評価されていない住宅はZEH住宅ではないですからね!
その辺は気を付けて家づくりをしていただければと思います。